ヨーロッパ旅行 2日目 in Como
コモっていわれてピンとくるでしょうか?
コモはイタリア北部の湖水地方にあるコモ湖畔の町です。ミラノから電車で1時間ほどです。ミラノ市街地から電車だとどこかで1回は乗り換えが必要になると思います。私はBovisaというミラノ工科大がある駅で乗り換えました。
ミラノ市街地と比べると町もこじんまりとしていて、観光客も少なく、のんびりとしたいいところでした。
建築関係の人でも知らない人が多いと思いますが、ジュゼッペ・テラーニ設計の建築がコモにいくつかあります。そのうちの1つが私の好きな建築だったので、それをお目当てにコモを回ってまいりました。
湖そばのComo Lago駅に到着後、まずは上の写真のコモ湖へ。結構広い湖で遊覧船なんかも結構出ています。
コモは避暑地なので、湖畔に向いて建っている家は別荘かなと思いました。こんなところで夏を過ごせるなんて、なんて優雅!
と、駅からすぐ、湖畔の横に1つ目のテラーニ建築のホテルメトロポーレスイスです。建築の感想じゃないですけど、ロゴがかわいいです。google map によると4つ星ホテルらしいです。泊まってみたいけどね...
さらに湖畔を西に進んでいくと、戦没者記念碑があります。記念碑と言いましたが、建物的要素の少ない建物って感じで階段の上は入れなかったですけど部屋になってました。こちらもデザインはジュゼッペ・テラーニです。
つづいては、2つめのテラーニ建築のNovocomumの集合住宅です。5階の円筒形の上の部分がかっこいい。窓に網戸とか雨戸とかついてないとシンプルでかっこいいですよね。日本にも蚊がいなければ...
ここでやっと本命です。casa del fascio です。実は電車から見えてたんですが、やっとご対面できました。
fascioはファシストという意味で、元はファシスト党の支部として建てられたものです。現在も財務警察(?)所有の建物として使われています。中央部分が広い吹き抜けのホールになっているのですが、全然人がいなったので、ほんとに使ってんのか?って思いましたが、2階の窓は開いてて人がいました。
casa del fascio内部。床がピカピカだし、ホールには入らないようにしてるんでしょうか?白い壁、白い柱、ガラスブロックの壁、シンプルでおしゃれです。
case del fascio の線路の反対側にはコモのドゥオーモがあります。入口と反対側の写真。
入り口側。後ろに下がれないし、大聖堂だから壁が高い!見切れる!
テラーニ建築、最後はサンテリア幼稚園です。ここだけちょっとComo lago駅からは遠いです、歩ける程度に。夏休み?なのかな子供たちはいなかったです。今まで見た建物の中では一番ちょっと年季が入ってる感じがしました。誰もいなかったので、室内も外から覗きました。
園庭の様子。運動会はできない広さの園庭でした。
このあと、ジェラート食べて、ミラノへ帰りました。
暑かったし、結構歩いたから疲れた。
マイナーなスポットばかり紹介しましたが、コモは湖も町もきれいなので、ミラノの人の多さに疲れたら是非訪れてみてはいかがでしょう?
本日の夕飯。spontiniのマルゲリータ。めっちゃちーず。